「ベンツGLE」は最新進化で一体何が変わったか 大型化で7人乗りとなった人気SUVの真価
ゆったりとどこまでも行きたくなるSUV
新型「メルセデス・ベンツGLE」が2019年6月に発売された。
2015年のフェイスリフトから4年を経たモデルチェンジとなるが、そのぶん最新の技術がふんだんに盛り込まれているのが特徴だ。
新型GLEは、先代よりサイズが大きくなった。全長は約100ミリ延びて4930ミリとなり、ホイールベースは80ミリ延長された。そして3列シートの7人乗り仕様となったのも注目点である。
今回試乗した「メルセデス・ベンツGLE 450 4MATIC Sports」は3リッター直列6気筒ガソリンエンジン搭載モデルだ。ほかには2リッター4気筒ディーゼルの「GLE 300d 4MATIC」と3リッター直列6気筒ディーゼルの「GLE 400d 4MATIC Sports」が日本向けに用意される。
直列6気筒ガソリンエンジンは、S 450やCLS 450 4MATIC SportsやE 450 4MATICで紹介されているパワープラントだ。インテグレーテッド・スタータージェネレーター(ISG)を組み込んでいる。
ISGは、過給機であるターボチャージャーの効果が追いつかない発進時のごく低回転域を担当する。電気モーターを回すことでトルクを補うシステムで、さきに触れた各モデルで、その実力は証明ずみだ。