ベンツBクラス、乗ってわかった最新進化の神髄

このじわじわと来るよさに大人も納得する

3代目になったBクラスは、ひとことでいうと運転を楽しませてくれるクルマだ。ルノーのホットハッチ(高性能ハッチバック)のように、やたらトンガったスポーツ性とは違う。

写真のB180はオプションの「AMGライン」装着(写真:LEON編集部)

全体の印象としてはしっとりしている。操縦性にしても乗り心地にしても、バランスがとれていて、乗っているうちに”いいクルマだなあ”という感覚が強くなり、愛着が増し、ドライビングが楽しくなっていく、そんな感じなのだ。

エンジンは排気量から想像するより活発だ。最大トルクが1460rpmから4000rpmと広いバンドで出る設定だけあって、回転を上げていくと、ぐんぐんと加速していく感覚がいい。

ターボチャージャーを1基備えているだけなんだけれど、下の回転から比較的トルクがあって、ターボの作動域に入るときは感知できないほどナチュラルだ。

ステアリングはメルセデス・ベンツの伝統的な味つけ

ステアリングは適度に重さを与えられていて、切り込んでいくときに独特の慣性をかんじさせるのが、CやEやSといったメルセデス・ベンツの後輪駆動のセダンにとくに強く感じられる伝統的な味つけと共通するものがある。

ウィンドウグラフィクス(サイドウィンドウの輪郭)はGLCを思わせる(写真:LEON編集部)

とりわけそのステアリングのフィールがいいなあと思うのは、カーブを曲がるときだ。メルセデス・ベンツはドライバーが落ち着いてクルマをコントロール下におくのが安全につながるという思想を持っているのだろう。

カーブでステアリングホイールを切ると、車体がゆったりと傾いていく。その過渡的領域というか、車両の動きは、他車では体験できないもので、とても強く印象に残る。

今回ひと足さきにフルモデルチェンジしたAクラス(基本プラットフォームを共用)でも似た感覚を味わったが、B180のほうが、エンジンのトルクをしっかり感じさせつつ、同時にしっとりした感触があり、より好ましいと思えた。

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