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一緒に働く"外国人"に難なく仕事を教えるコツ 「あいまいな日本語」はこう具体的にしよう

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  • 石田 淳 社団法人行動科学マネジメント研究所所長
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研究や活用が最も進んでいるのは防災・減災の世界。地震や台風といった災害が起こったとき、被災地にいる外国人に必要な情報を素早く、わかりやすく伝えるのが目的です。

ここでは、日本語が片言の外国人のみなさんに仕事を教える際にも、「やさしい日本語」を使うことを提案したいと思います。

彼らは職場の外では“日本で暮らす生活者”ですから、職場での業務時間中に“やさしい日本語”で日本語に慣れていけば、日常生活でも日本語がどんどんスムーズに使えるようになっていく、というメリットもあるでしょう。

 

あいまいな表現を具体的にする

それでは、「やさしい日本語」を使って仕事を教え、確実に業務をこなせるようになってもらうためのポイントや注意点をお伝えしましょう。

「外国人スタッフが、当たり前のことをやってくれない……」

という人に詳しく状況を聞いてみると、ほとんどのケースが私から言わせれば”指示の仕方に問題あり”です。

「なるべく早く仕上げてください」
「きれいに掃除しましょう」
「ちゃんと丁寧に取り扱ってね」

例えば、こういった日本語ならではの“あいまいな表現”を使っていないでしょうか?

ですがこれはとくに外国人スタッフに対してやってはいけない指示の出し方です。

「なるべく早く」といっても、それがどのくらいの時間や日数を意味するのか、人によって感覚がまったく異なりますし、「きれいに」と言っても海外を旅しているとおわかりになるとおり、「何をもってきれいと感じるか」という衛生概念は、国や地域によってさまざまです。

「ちゃんと」という言葉も便利なので、ついつい使ってしまいがちですが、どのような動作をすることが「ちゃんと」なのか、具体的にわかりづらいですよね。

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【具体的な表現の例】

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