シックスパッドのMTG「不適切会計」疑いで窮地

第3者委員会を設置して中国子会社を調査

――業績への影響は最大どれくらいになるのか。

売り上げ計上がどうなるのか、昨日(13日)夕方に報告を受けたばかりなので正式な回答ができない。

――過年度分の修正もありえるのか。

それはない。今回は(取引先からMTG上海に対する)支払い方法が従来と違っていたという報告が上がっている。(取引先からMTG上海へ)一括支払いではなく、分割になっていた。例えば、今まで(取引先がMTG上海に)一回で支払っていたのを数回に分けて支払ってもらうということが実態として起こっていた。トーマツに取引先がちゃんと存在するのか、商品が納品されているのかを現地で調査してもらった。代金が回収できない可能性は現時点でないと思っている。

監査がおりずに決算を発表

――中国事業は足元で好調だったのか。

(連結の)会社全体では対前年で下方修正した形の中でも中国は伸びていた。ECではアリババに加えて4社と新たに提携した。(大手の)代理商とも契約が決まっている。商流がこれから大きく変わっていく。

「会社全体が下方修正する中でも、中国は伸びていた」と松下社長は語る(撮影:尾形文繁)

――数字を作るために架空取引をした可能性はないか。

納品もちゃんとしているし、相手先の1社は過去にも販売実績がある。もう1社も、納品した商品が先方の倉庫にあるのも確認できている。販売をしていただくパートナーであることは間違いない。

――第三者委員会まで立ち上げるということは何か深刻な事態が隠れているのか。

こういった問題に実績のある弁護士などに依頼し、早急に第三者委員会を立ち上げたい。事実を判明させ、トーマツとの認識のズレをすり合わせたいと思っている。5月10日に監査がおりない状態だったが「問題なくいける」と考えて決算を発表した。甘かったと反省している。ただ、そもそも今回の問題認識が強ければ10日の決算発表はもちろんやっていない。

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