増税前と後、家購入で「損」しないのはどちらか

年収別にいくら変わるのか「独自試算」した

年収500万円の試算例から見ていこう。

住宅価格を税抜きで3000万円、住宅ローンの借入額を3000万円として試算した。住宅ローン減税の10年分は、ローン残高による控除額より所得税などの納税額のほうが低くなる。

10%引き上げ時の住宅ローン減税の3年延長では、単純延長分(63.4万円)より建物価格の2%の価額(40万円)のほうが低いので40万円が適用される。一方、年収的にはすまい給付金の対象となる。すまい給付金の拡充によって給付額が10万円(8%時)から40万円(10%時)になる。

足し引きのうえでは、建物価格の増税分が3年延長で相殺され、すまい給付金の額が上がったことで、8%のときより10%になったほうが30万円多く軽減されることになる。

年収800万円と1000万円は同じ構造

年収800万円で税抜き4000万円の住宅を購入、住宅ローン借入額3600万円、年収1000万円で税抜き6000万円の住宅を購入、住宅ローン借入額を5000万円として試算した。建物価格の2%の増税分(それぞれ50万円、60万円)が住宅ローン減税の延長分で相殺されるが、すまい給付金の対象になる年収ではないので、結果としてプラスマイナス0となる。

住宅ローン減税を単純に3年延長する場合なら減税額は年収が高くて多額のローンを組むほど多くなるのだが、建物価格の2%がつねに頭打ちになるという試算となった。

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