米国株は急反発、ダウは初の1000ドル超上昇 08年10月13日に記録した936ドルを上回る
[ニューヨーク 26日 ロイター] - クリスマス明けの米国株式市場は急反発し、ダウ工業株30種は初めて1000ドル超上昇して取引を終えた。米年末商戦が好調だったことを示すリポートを受け、景気を巡る懸念が和らいだ。
主要株価3指数はいずれも2009年3月以来の大幅な上昇率を記録した。
マスターカードの調査によると、今年の米年末商戦の売り上げは前年比5.1%増の8500億ドル超となり、6年ぶりの大幅な伸びとなった。
S&P小売指数<.SPXRT>は7.4%上昇。アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は今年の年末商戦が「記録破りの」売り上げとなったと発表し、株価は9.4%高となった。
原油価格が急伸したこともリスク選好を後押しし、エネルギー株<.SPNY>は6.2%上昇した。
このほか、情報技術指数<.SPLRCT>も6.1%高となるなど、S&Pの主要11セクターはいずれも上昇。S&P500構成銘柄のうちマイナス圏で引けたのはニューモント・マイニング<NEM.N>のみとなった。
S&P500は午前の取引で不安定な値動きとなり、弱気相場入りまで2ポイントの水準を付ける場面もあったが、その後足場を固めた。
ダウの上げ幅はこれまで2008年10月13日に記録した936.42ドルが最高だった。
ファースト・フランクリン・フィナンシャル・サービシズのチーフマーケットストラテジスト、ブレット・エウィング氏は、24日の引けの時点で相場は極めて売られ過ぎの水準にあったと指摘。「調整局面が終了したと想定することはできないが、きょうの動きは間違いなく非常に前向きなシグナルだ」と述べた。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を4.84対1の比率で上回った。ナスダックでも3.80対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は95億株。直近20営業日の平均は91億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 22878.45 +1,086.25 +4.98 21857.73 22878.92 21712.53 <.DJI>
前営業日終値 21792.20
ナスダック総合 6554.36 +361.44 +5.84 6257.86 6555.53 6214.34 <.IXIC>
前営業日終値 6192.92
S&P総合500種 2467.70 +116.60 +4.96 2363.12 2467.76 2346.58 <.SPX>
前営業日終値 2351.10
ダウ輸送株20種 9102.12 +464.97 +5.38 <.DJT>
ダウ公共株15種 703.51 +11.51 +1.66 <.DJU>
フィラデルフィア半導体1131.10 +61.71 +5.77 <.SOX>
VIX指数 30.41 -5.66 -15.69 <.VIX>
NYSE出来高 11.43億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 20070 + 680 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物3月限 円建て 20025 + 635 大阪比 <0#NIY:>
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