「ドラレコ」付きの自動車保険が超便利なワケ 衝撃検知でセンターに自動通知する商品も
このほかに、運転寿命を延ばすメニューを用意しているところも。たとえば、損保ジャパン日本興亜の「視機能トレーニング eyeトレ」(北里大学准教授の川守田拓志氏監修)は、運転の判断は目からの情報が8割であることを踏まえて開発したシステムで、パソコンを使いクイズ形式で楽しみながら視覚機能を鍛えることができます。
高齢ドライバーの運転寿命を延ばす視点に立った時、大切にしたいのは、家族みんなで運転情報を共有することです。
「ドラレコ特約」の導入は大手4社
たとえば、あいおいニッセイ同和損害保険と三井住友海上火災保険の「見守るクルマの保険(ドラレコ型)」では、家族などを見守り者として登録しておくと、自身の運転状況を毎月の「運転診断レポート」や、万一の事故時には専用安否確認デスクでの対応結果を共有できる「見守りサービス」を利用できます。
また、同社では全国の高速道路にある108カ所のインターチェンジ・サービスエリアなどの付近で、逆走の可能性を検知した場合に知らせる「高速道路逆走注意アラート」や、あらかじめ近位に設定した指定区域の外に出た場合に知らせる「指定区域外走行アラート」機能がありますが、この情報も家族で共有できます。
2019年1月現在、ドラレコ特約を導入しているのは大手4社です。自動車保険のシェアは、現在、この大手4社で9割を占め、特に高齢ドライバーの契約が片寄る現状があります。というのは、割安なイメージのダイレクト型自動車保険は、40~50代の安全運転ドライバー層の保険料は低廉なものの、事故が多い若年層や高齢層の保険料はそれほど安くないからです。
昔からの付き合いや知名度の高さなども重視する世代でもあり、大手4社で契約している可能性も高いため、親や祖父母の自動車保険の契約先の保険会社をまずは確認してみましょう。
各社のドラレコ特約の保険料(ドラレコのレンタル料込)は、月額650円~850円程度。免許証返上が視野に入る年齢であれば特に、ドラレコ本体の金額のほか保険会社ならではのサービスにも着目して、費用対効果を吟味してみてはいかがでしょうか。
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