浮かぶゼネコン、沈むゼネコン

建設バブル到来!

神奈川県相模原市。JR・京王線橋本駅の隣接地下に、リニア中央新幹線の中間駅、橋本駅(仮称)の建設が決定した。「新駅設置はようやく決まったか、という感じ」。市内の建設業者はそう言って、設置を歓迎する。

リニア中央新幹線は2027年の開業を目指す。建設費は約9兆円。東京(品川)─名古屋間をわずか40分で結ぶ。相模原市内にはリニアの車両基地も建設される予定だ。

詳細計画が公表されておらず、「どれぐらいの建設需要が出るのか、さっぱりわからない」(市内の建設業者)。とはいえ、同市にはリニアが起爆剤となって一大建設ブームが起こる要素がいくつもある。

鉄道でいえば、小田急多摩線の唐木田─橋本間の延伸、JR相模線の複線化。行政・商業施設の再開発も見込まれる。さらに今年度には圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の相模インターチェンジ(IC)が開通する。すでにICの周辺にはヤマト運輸など物流企業の進出が始まっており、「リニアの開業を見込んで産業集積がさらに進む」(明治大学専門職大学院長の市川宏雄教授)。

20年の東京五輪も同じようなことが言える。五輪そのものというよりも、それを契機にインフラの整備が前倒しに進む可能性がある。

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