「死ぬほど働く人」が辞められない深刻事情 「まだ大丈夫」のうちに休むことが必要

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「辞めてもいいよ」と言われたところで、「辞めた後どうなるの……?」という不安が払拭されなければ、決心がつかないことがあるでしょう。

そうこうするうちに、疲れ果てて判断力を失い……という人が多いのではないでしょうか。これがいちばん難しい問題だと思います。

そういう場合、普段から「辞めてもなんとかなる」という気持ちになれる情報を持つのが大切だと思います。

まずは、心にまだ余裕があるうちに、「転職準備」を開始するのも1つの方法です。ネットを通じて転職先の情報を探すだけでも良いでしょう。

必ずしも良い転職先が見つからなかったとしても、情報を持つことで、「選択肢はたくさんある」ことを知ることができます。

もちろん、良い転職先があれば、具体的な転職活動に進むのもいいと思います。これも、元気なうちでないと難しいことなので、早いうちから始めておくのがよいでしょう。

日本は失業してすぐに「のたれ死ぬ」国ではない

あと、「転職がうまくいかなかったときに、生活はどうなるのか」も重要な問題です。ここがネックになり、退職を考えられない人も多いかと思います。

家族や親戚などに、フォローしてもらえるならそれがいちばんですが、それが難しい場合は、各種社会制度で利用できそうなものを調べるのもよいと思います。

失業保険をはじめ、さまざまな社会制度があります。たとえば奨学金にしても返済を一時止められる制度もありますし、家賃を補助してくれるような制度もあります。

こういったことも「知っている」だけで、安心度が変わってくると思います。

日本は今のところ「失業したとたん、のたれ死ぬ」ような国ではないので、「心身の危険が迫っている」場合には、迷わず、「心身の安全」を選びましょう。

心身を壊してしまうほうが、よほど人生のリスクが高まります。

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