33歳母「自傷、DV、離婚」経てやっと得た幸せ 壮絶すぎる人生「今の自分は子どもがすべて」

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ある日、目を覚ますと、太ももに違和感があった。見ると太ももには、彼氏の名前と卍のマークが彫られていた。彼氏が三田さんの寝ている間に安全ピンと墨汁で入れ墨を入れたのだ。

「酩酊して眠っている時に『入れ墨彫ってもいいか?』って聞かれたような気もします。『いいよ~』って寝ボケて返事しちゃったみたいですね(笑)。

手書きのひどい入れ墨だったので、後に腕のある彫師に上からアジサイの入れ墨を彫ってもらって隠しました。今でもよく見ると名前が彫ってあるのがわかります」

睡眠障害に加え、摂食障害にもなった。毎日何十回も体重計に乗った。300グラム体重が増えただけで、気がめいり丸一日何も食べない日もあった。

実家に帰った時は暴れた。ガラスを割り、壁に穴を空け、母のおでこに広辞苑を投げつけた。

面会に来た彼氏の言葉

「さすがに自分でもこれ以上は無理だと思って入院することにしました。入院していると、面会時間に彼氏が来ました。

『ごめん、俺結婚することになったわ』

といきなり告げて帰って行きました。訳がわからなくなって、錯乱しました」

病院内に隠して持ち込んでいたはさみでリストカットした。病室は血だらけの惨状になった。

「うちではもう無理です」

と病院にもサジを投げられ、追い出されてしまった。仕方なく実家に戻った。

継続してスナックで働いて収入を得ていた。

そのスナックの客だった、8歳年上の男性と出会い一緒に生活することになった。

後に結婚した。

「お酒を飲むと様子がおかしくなる人でした。ジャックダニエルを一気飲みした後、その瓶を片手に追いかけられました。公園に逃げ込んで、遊具の中に隠れて朝を待つこともありました」

酔っていない時はそこまでひどい暴力は受けていなかったが(髪の毛をつかむ、顔をたたくくらいはされていた)、稼いだお金は全部自分の懐に入れてまったく家に入れない夫だった。

「家の物を買うお金もないので苦情を言うと『自分で稼げば?』と言われました。仕方なくまたスナックで働き出したんですが、夫には『なんで結婚してるのに夜の仕事してるんだ!!』って切れられ殴られました。もちろん夫には許可をとった後に働いたんですが……」

暴力も日々ひどくなり一緒に住んでいられなくなった。別居し始めたが、頻繁に連絡はとっていた。しばらくすると、数日間電話がつながらなくなった。

「ひょっとして孤独死しちゃったのかと思って心配になって家を見に行ったんですよ。母を連れて。部屋に入ったら、夫は知らない女と裸でベッドにいました……」

裸の夫に、

「俺はこの子と結婚したいんだ!! 別れてくれ」

と泣きながら頼まれた。

三田さんはカッとなったが、暴れる前に母親に家に連れ帰られた。

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