33歳母「自傷、DV、離婚」経てやっと得た幸せ 壮絶すぎる人生「今の自分は子どもがすべて」

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「しないでって言われて、しないでいられるなら病院なんか来ないよ……って思いました。その医者を信頼できなくなっちゃって。それで通うのをやめてしまいました」

指定暴力団員の彼氏の後、3~4人と付き合ったがあまり記憶は残っていない。

15歳の時から付き合った20歳の彼氏とは2年間付き合った。一緒に住み始めたのだが、リストカットを繰り返す三田さんに彼氏は

「死にたきゃ死ねば、誰も止めないから。嫌なことがあったら逃げればいいと思ってるんでしょ? お前の周りみんなそうだな」

と吐き捨てるように言った。

腹が立って別れた。次は2人で同棲している部屋から荷物を運ぶのを手伝ってくれた男性と付き合い始めた。

お互いに傷をなめ合う共依存

付き合うとすぐに暴力が始まった。

「毎日殴られてましたね。ことあるごとにハンマーでひじをガンって殴ってきました。誕生日プレゼントに指輪をあげたら、思いっきり顔面に投げつけられたこともありました。『俺が欲しいのはこれじゃない』って……。

別れたかったけど、別れ話を切り出したら殺されそうで言えませんでした。殴った後はすごい謝ってくる人で、お互いに傷をなめ合う共依存になっている部分もあったと思います」

ある日、虫の居所が悪かった彼氏が掃除機の柄を持って殴りかかってきた。お風呂場に逃げ込んだ三田さんめがけてブンッ!! っと打ち下ろした。掃除機の柄はバスタブに当たって、バラバラに砕けた。

「こんなばか力で私を殴ってこようとしてたんだ……」

と思ったら、なんだか目が覚めた。腹も立って、逆に彼氏の顔面を2発ひっぱたいた。

すると彼氏はひざまずいてシクシクと泣き出した。飼い犬に手をかまれたような気持ちになったのかもしれない。

そのまま別れた。

その後、友達の紹介でヤンキーっぽい男性と付き合い始めた。

付き合っている途中で18歳になった。

友達に誘われてスナックで働くことにした。初めての水商売だった。

ワンルームで一緒に生活を始めたが、男性はつねに大音量でテレビや音楽をかけ、夜も明かりを消さなかった。

「そのせいで夜眠れなくなり不眠症になりました。相変わらず感情のコントロールもきかなくて、本格的に精神病院に通うようになりました。

毎日、処方された睡眠薬を飲んで気絶するように眠りました」

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