西武新型特急「ほかの列車とは違う」存在感

来春デビュー「今までにない」会長も太鼓判

丸みを帯びた大型ガラスが印象的な西武鉄道の新型特急「001系」の先頭部(写真:西武鉄道)

まるで銀色の弾丸のような新型特急の愛称は「Laview(ラビュー)」――。

2016年春の導入発表時、完成イメージイラストに描かれた斬新なデザインが話題を呼んだ西武鉄道の新型特急車両「001系」がついに完成し、愛称などを発表する「新型特急車両発表会見」が10月29日、都内のホテルで開かれた。

会見には同社の後藤高志会長や若林久社長、車両のデザインを手掛けた建築家の妹島和世さんと、西武鉄道のCMに出演している女優の土屋太鳳さんが登壇。後藤会長は「まさに西武のフラッグシップトレインとなる新型特急。これからの西武グループの成長、西武鉄道の今後の100年を象徴する車両」と語った。

風景に溶け込む銀色の特急

001系「Laview」は、1993年に登場した現行の特急「ニューレッドアロー」10000系以来、西武鉄道にとって25年ぶりとなる新型特急車両だ。8両編成で、流れるようなデザインの車体はアルミ製。銀色の外観は金属の地肌そのままではなく、シルバーに塗装している。風景に溶け込む特急がコンセプトだけあって「周りの状況によってすごく変わってくる」(妹島さん)カラーリングだ。

フロントガラスは国内初という大型の三次元曲面ガラスだ(写真:西武鉄道)

フロントガラスは国内初という曲線半径1.5mの三次元曲面ガラスを使い、まさに「弾丸」のような丸みを帯びた先頭形状を生み出した。見るからに大きな側面の窓ガラスは縦が1.35m、横が1.58mという巨大さだ。妹島さんは「家の窓に通じるようなイメージにした」という。

窓からもよく見える黄色いシートは「1人1人を包み込むようなデザイン」(妹島さん)。各席には大型の背面テーブルのほか、ひじ掛けにインアームテーブルも用意し、向かい合わせにした際もテーブルが使える構造だ。「ソファのようなゆったりしたシートでリビングのような雰囲気を感じていただきながら、大きな窓から移りゆく眺望を存分に楽しんでいただける」と若林社長。コンセントとフリーWi-Fiも設置している。

次ページ「001系」「Laview」の命名理由は?
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