日経平均続伸、一時は2万3000円に接近

ソフトバンクは朝方急騰もその後失速

 10月17日、東京株式市場で日経平均は続伸した。前日の米国市場で主要株価3指数が2%を超す上昇となった流れを引き継ぐ形で買いが先行。上げ幅は一時400円を超え、2万3000円に接近した。写真は東京証券取引所で11日撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)

[東京 17日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸した。前日の米国市場で主要株価3指数が2%を超す上昇となった流れを引き継ぐ形で買いが先行。上げ幅は一時400円を超え、2万3000円に接近した。東証1部銘柄の9割超が上昇する全面高商状となったが、高値圏では戻り売りに押された。短期筋による先物への買い戻しも徐々に一服感がみられ、指数は伸び悩んだ。

TOPIXも続伸。セクター別では海運、鉄鋼を除く31業種が上昇。証券、精密機器、ノンバンクが上昇率上位に入った。ちばぎんアセットマネジメント調査部長の奥村義弘氏は「米金利が徐々に落ち着きを取り戻しているのはプラスだが、相場急変後の動揺が収まるまでは時間がかかる。円安による業績期待がやや薄れつつあるのも気掛かり」と話す。

朝方はソフトバンクグループ<9984.T>が買われ日経平均を押し上げた。米配車大手ウーバー・テクノロジーズ[UBER.UL]が来年の実現を目指す新規株式公開(IPO)で、評価額が1200億ドルに達する可能性があると米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが報道。筆頭株主であるソフトバンクに対しては上場時の含み益への期待が広がり、一時6%近く上昇した。

ただサウジアラビアの反政府記者失踪問題とその動向が注目される中、「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の運営に対する不透明感が引き続き株価の重しとなり、2.1%高で取引を終了。日経平均もこれに連れる形で上げ幅を縮小した。

日経平均ボラティリティー指数<.JNIV>は一時20ポイント台後半まで急低下した。小型株で構成するTOPIX Small<.TOPXS>や東証マザーズ指数は2%を超す上げとなり、上昇率で日経平均やTOPIXを上回った。

個別銘柄ノジマ<7419.T>が大幅高。16日に発表した2018年4―9月期業績予想の上方修正を好感した。昨年グループ入りした子会社ニフティとのシナジー効果が出たことに加え、猛暑の影響でエアコンなどが好調に推移した。

半面、商船三井<9104.T>と川崎汽船<9107.T>、日本郵船<9101.T>が急落。海運大手3社により設立された定期コンテナ船事業統合持株会社「オーシャン ネットワーク エクスプレス ホールディングス」の収益が想定を下回る見通しとなり、商船三井は2018年4―9月期の利益予想を下方修正。川崎汽船9107.Tは2019年3月期の最終損益が赤字の見通しとした。業況を嫌気した売りが膨らんだ。

東証1部の騰落数は、値上がり1950銘柄に対し、値下がりが119銘柄、変わらずが40銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値     22841.12 +291.88

寄り付き   22806.59

安値/高値  22765.58─22959.41

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1713.87+25.96

寄り付き     1708.74

安値/高値    1705.03─1717.93

 

東証出来高(万株) 129068

東証売買代金(億円) 25140.92

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