アップルはこれから何で稼ぐのか? ハードウエア路線を転換する可能性は?

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次なるフロンティアは、やはりハードウエア?

今後、アップルが再び急成長を狙う際には、やはり新しいハードウエアがポイントになるのだろうか。

確かに、iPhone 5sとiPad Airを見ると、「ここからどのようにスマートフォンやタブレットを発展させるのだろう」という将来像があまり見えてこない。画面拡大や入力手段の改善など、やれることはまだあるが、特にiPad Airを持ってしまうと、当面、このデバイスを使い続ければ問題ない、という安心感すらある。

アップルがリリースする商品として、2012年末はテレビ、2013年は腕時計型のデバイスがうわさされてきた。テレビは、既存製品に対して新たな提案をする余地はあるし、腕時計はほかのメーカーが現在市場を温めている真っ最中だ。

こうした製品が登場する場合、ハードウエアそのものの魅力はもちろんだが、「iPhone/iPad/Macとセットで利用すると、より快適な体験がもたらされる」という点が絶対条件になるはずだ。あるいは、独立したハードとアップル製品をより魅力的にするアプリの中間のようなハードウエアが登場するかもしれない。

まずは、米国の感謝祭から世界的なクリスマス・年末商戦にかけての推移を見守りつつ、2014年の動きにも注目していきたい。

松村 太郎 ジャーナリスト

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まつむら たろう / Taro Matsumura

1980年生まれ。慶應義塾大学政策・メディア研究科卒。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。著書に『LinkedInスタートブック』(日経BP)、『スマートフォン新時代』(NTT出版)、監訳に『「ソーシャルラーニング」入門』(日経BP)など。

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