フジテレビが探る「視聴者との新しい関係」 FNNjpプライムオンライン発のネット戦略
フジテレビ系列28局で構成されるフジニュースネットワーク(FNN)が、今春から新しいウェブメディア「FNN.jpプライムオンライン」をスタート。立ち上げに関わった立役者の一人、清水俊宏さんは「ホウドウキョク」の運営責任者も務め、フジテレビで唯一、そして初めての「チーフビジョナリスト」のポストに就任した人物です。ニュースからバラエティまで、あらゆるコンテンツを題材に「テレビとの新しい付き合い方」を提案するというFNN.jpプライムオンライン。その戦略と課題を清水さんに聞きました。
“攻めるコンテンツ”のノウハウを活用
――フジテレビではこれまで、「ホウドウキョク」というニュースメディアを運営してきましたが、「FNN.jpプライムオンライン」との違いは何でしょう?
「ホウドウキョク」がフジテレビ1局で展開しているメディアであるのに対し、「FNN.jpプライムオンライン」は北海道から沖縄まで全国のフジテレビ系列28局による取り組みであることが最大の違いです。
全28局のスケールメリットとわれわれが「ホウドウキョク」を通して培ってきた“攻め”のコンテンツづくりのノウハウを生かした新しいメディアをつくろうという着想から生まれたのが「FNN.jpプライムオンライン」です。
今後は「FNN.jpプライムオンライン」を大きく育てていく方針ではあるのですが、ありがたいことに「ホウドウキョク」のファンも大勢いるので、当面は並行してコンテンツの配信を続けていくことになります。
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