蒙古タンメン中本「汁なし麻辛麺」人気の裏側 コンビニ大手3社がこぞって「激辛」を強化
蒙古タンメン中本の東池袋店に行ってみたら、セブン‐イレブンとの相乗効果もあるのか、13時半とランチ時間をずらしたにもかかわらず、20分待ち。しかも、22席あるうち、1人で食べている女性が4人もいて、人気の多様化と客層の広がりが見てとれた。
他チェーンの激辛商品はというと、ローソンでは、発売から販売数が30億食を突破した看板商品の『からあげクン』から、夏にぴったりな“スパイシー仕立て”のからあげクン『でからあげクン レッドスーパー(唐辛子5倍)』が期間限定で販売(7月17日より、税込み268円)。
不動の人気の『からあげクンレッド』の唐辛子量が5倍になったこの商品、販売好調のようで今夏の風物詩となりそうな予感だ。
ファミリーマートでは、「サラダチキン×激辛」という話題の要素を合わせた『ファミリーマートコレクション 国産鶏サラダチキン アクマのキムラー』を日清食品の『チキンラーメン』とのコラボで発売(7月31日より、税込み258円)。
チキンラーメンのひよこちゃんがアクマに変身する、この商品のプロモーションはWEB上での動画再生回数が累計550万回を超えるなどSNS上でも人気を誇っており、今や激辛はコラボやプロモーションを巻き込んだマーチャンダイジングになってきている。
今後は東南アジアの激辛が商品化される?
激辛商品は寒いときにも人気だが、暑いときでも販売指数が上がる。発汗が促され、涼しさを感じられ、「脳内麻薬」の作用で爽快感が得られるとされているのが理由のようだ。
さまざまな調査によると辛いものが嫌いという人は少なく、辛さには約7割が好意的といわれている。中毒性もあると公言する人も多いので、今後も市場は拡大するのは間違いなさそうだ。
コンビニではお菓子や即席麺を中心に激辛商品が人気で、これまでは韓国料理や麻婆豆腐などの中華の食がその中心だったが、今後はTPP11などで人の行き来や交易も発展する東南アジア諸国(ベトナム・マレーシア・タイなど)の新しい激辛料理が発掘されそう。激辛の今後のトレンドからからしばらく目を離せそうにない。
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