ソフトバンク、"飛び道具"でドコモ越え 「虹の根っこを探す旅は始まったばかり」と孫社長

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スーパーセルのイルッカ・パーナネンCEOも壇上にあがりプレゼンをした

会見に登壇したスーパーセルのイルッカ・パーナネンCEOは、「将来のビジョン達成を長期で支援してくれるパートナーとして、ソフトバンクは理想的だ」と語った。

今後はガンホーのスマホゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」の海外展開に向け、マーケティング面などでスーパーセルが協力することになる。ただし、ソフトバンクとしてはスーパーセルの独自性を尊重し、長期的でユーザーのメリットを見出していく。

孫社長はアンドロイド端末向けのコンテンツサービス「Google Play」、アップルの「App store」においても、売り上げで約8割、利益の9割はゲームが占めていると指摘。「ゲームを制するものがスマホコンテンツを制する」と今後もゲームを重視する姿勢を明らかにしている。

スマホゲーム世界ナンバーワンへ

ついにスマホゲームでも世界ナンバーワンを宣言したソフトバンク。国内での成長鈍化がささやかれる「パズドラ」が海外で成長を再加速できるか、という点も気になるが、ソフトバンクが今後、グループとしてゲームをどう位置づけるか注目される。

パソコンソフトの流通や出版、ブロードバンド、モバイルと主力事業を進化させ、最近では米国戦略も本格スタートしている。今後はゲーム分野でも本腰を入れて買収を進めるのだろうか。モバイルを事業の中心軸に据えつつ、ソフトバンクの転身はすでに始まっているのかもしれない。

田邉 佳介 東洋経済 記者

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たなべ けいすけ / Keisuke Tanabe

2007年入社。流通業界や株式投資雑誌の編集部、モバイル、ネット、メディア、観光・ホテル、食品担当を経て、現在は物流や音楽業界を取材。

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