クラロワのeスポーツが1億円賞与を出すワケ 選手はチームから「給料」をもらっている
eスポーツの場合は、良くも悪くも、そのゲームタイトルをリリースしているIPホルダーがいて、そこから運営資金を出してもらうことができるので、多くのスポーツがプロリーグ化するときの最大の問題点である資金不足をクリアできてしまいます。
そのため、地域性やファン主導でのバックアップが、ほかのスポーツに比べて遅れてしまうというウイークポイントも発生します。そのあたりのバランスをどう取るのかが、eスポーツの課題なのではないでしょうか。
まだまだ手探り状態での運営
プロリーグの運営を先陣切って走っているSupercellですが、今後の多くは未定です。現在は、「クラロワリーグ アジア」が4月27日に開幕し、70試合以上のレギュラーシーズンを終えたばかりです。6月23日にはプレーオフトーナメントのワイルドカード出場枠のトーナメント戦が行われ、7月15日に韓国・ソウルで行われた決勝戦にてファーストシーズンの優勝チームが決定しました。確定しているのはここまでです。
セカンドシーズンと世界一決定戦の開催は予定されていますが、ファーストシーズンとセカンドシーズンの覇者がそれぞれ世界一決定戦に進めるのか、それとも「クラロワリーグ アジア」の年間チャンピオンを決定してから、世界一決定戦に出場するのか、ファーストシーズンとセカンドシーズンの両方で同じチームが優勝した場合、それぞれのシーズンの2位が争って両シーズン1位と代表権を争うプレーオフは開催されるのか、そのあたりの話はすべて未定だと殿村氏は語っています。
プロスポーツとしてのリーグ戦をeスポーツで先駆けて行っている「クラロワリーグ」だけに、その動向が今後のeスポーツのプロリーグ運営に大きな影響を与えるのは確実です。まだまだ手探り状態での運営だということは重々理解したうえで、なんとか最適解を見つけ、日本のeスポーツの礎となってほしいところです。
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