インテル、58歳実力CEO辞任の深刻原因

社員との関係巡り社内規則に違反

 6月21日、米半導体大手インテルのブライアン・クルザニッチ最高経営責任者(CEO)が辞任した。同氏と従業員が過去に交わした合意上の関係が社内規則に違反していた事実が調査により判明した。昨年撮影(2018年 ロイター/Mike Blake)

[21日 ロイター] - 米半導体大手インテル<INTC.O>のブライアン・クルザニッチ最高経営責任者(CEO、58)が21日、辞任した。同氏と従業員が過去に交わした合意上の関係が社内規則に違反していた事実が調査により判明した。

セクハラや性被害を告発する「#Me Too(ミートゥー)」運動が広がりを見せる中、大企業幹部や大物政治家らの辞任が後を絶たない。

インテルは声明で「内部・外部専門家による継続中の調査で、全管理職に適用される当社の非交友規則への違反が確認された」と述べた。

取締役会はロバート・スワン最高財務責任者(CFO)を暫定CEOに任命するとともに、社内外の候補を視野に次期CEOの選定作業に着手したことを明らかにした。その他、調査の詳しい内容には触れなかった。

事情に詳しい関係筋によると、取締役会は1週間前に、クルザニッチ氏が過去に部下と関係を持ったとの情報を得た。2011年に導入された社内規則は従業員に対して、部下とのいかなる関係についても知り得た時点で報告するよう義務付けているという。インテルは過去にこの社内規定に基づいて幹部を解雇している。

あるアナリストは「インテルが目指す戦略軸をパソコンからデータに方向転換したクルザニッチ氏の手腕を評価する」とした上で、同社は中央演算処理装置(CPU)の会社としてCEO候補となり得る多くの人材を擁していると指摘した。

クルザニッチ氏は2013年5月にCEOに就任。同氏の在任期間中、株価は2倍超に値上がりした。

インテルは21日、第2・四半期の売上高と利益の見通しを上方修正した。

暫定CEOに任命されたスワン氏は、米電子商取引大手イーベイ<EBAY.O>の最高財務責任者(CFO)を9年間務めた後、2016年10月にインテルに移籍した。

コーエンのアナリストのマシュー・ラムゼー氏はスワン氏について、インテルでの在籍期間が短く、製造業の経験が乏しいことから、CEOに正式に任命されることはないとの見方を示した。

*内容を追加します。

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