収入重視女と容姿重視男に未婚が多いワケ

「希望と実情のズレ」を1万人調査から分析

まず、未婚男女の年齢および年収による分布を図解してみます。2012年就業構造基本調査より、全国の未婚の有業者だけを抽出し、年齢や年収別に、全体を100としてまとめてみました。かつて、「世界がもし100人の村だったら」というコンテンツが話題になりましたが、それの未婚男女版です。年収は男女合計の平均給与が約420万円(国税庁2016年「民間給与実態統計調査」より)であることから400万を分岐点としました。

100人中、未婚男性が57人で未婚女性が43人。仮に未婚女性が全員、この中の未婚男性と結婚したとしても、14人の男はあぶれることになります。未婚男性の数が多いのは、以前「茨城県が1位!『ニッポン男余り現象』の正体」でも紹介したとおり、20~50代未婚男女の数を比較すると300万人も男余りであるためです(2015年の国勢調査より)。

平均給与が400万円以上なのに、400万未満の数が多すぎると感じるでしょうか。この平均400万円というのは、未婚だけの平均ではなく40~50代人口の多い既婚者を含めての数値です。20~30代人口の多い未婚者はどうしても低いほうに偏ります。

同年代でのマッチングは4.3倍の競争率

100人の村で見てみると、400万円以上の収入のある未婚男性はたった14人しかいません。この14人を43人で争うのだとすると、競争率3倍以上の熾烈な戦いになります。しかもこの14人のうち、20~30代は半分の8人のみです。一方、20~30代未婚女性は34人います。同年代でのマッチングを望むなら、なんと4.3倍の競争率になります。

年収に関係なく見た場合、40代以上の未婚者が男15人、女9人います。未婚者のうち40歳以上の占める割合が、男26%・女20%にも達しています。しかも、40歳以上だからといって、男が全員400万円以上ではなく、6割の男がそれ以下の収入しかありません。

婚活女性が高年収男性を希望したい気持ちはわかりますが、未婚男性全体の中で高年収層は圧倒的マイノリティであるという事実をご認識いただきたいと思います。当然、地域差もあります。

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