結果は、全体で男性の77%が「容姿重視派」で、女性は半々でした。女性の場合、高収入ほど相手の男性の容姿を重視しない傾向が見て取れます(容姿を重視する人の割合は、年収400万円以上に限ると36%であるのに対し、年収400万円未満では52%に上る)。
一方、男性の場合、年収が高いほうが容姿を重視する人の割合が高く、400万円以上年収層に限ると82%にまで達します(年収400万円未満では76%)。「カネを稼いだ男が美人の女性と付き合いたがる」というトロフィーワイフの心理なのかもしれません。
しかし、残念なことに、男性の8割近くが容姿重視だとしても、女性のモテ比率=容姿のよさと解釈すると、全体で3割しかないわけで、5割の男は希望どおりにならないのです。もちろん、容姿のよさというのは絶対的なものではなく個人の感覚ではありますが。
女性は高収入男性を望み、男性は容姿のよい女性を望む。しかし、現実は、高収入男性を希望する女性の5割が余り、容姿のよい女性を希望する男性の5割が夢破れることになるのです。まさに、ここにこそマッチングできない問題があるのではないでしょうか。
日本人は男女ともに恋愛受け身体質
最後に、恋愛に対する能動意識についてまとめます。「『告白は男からすべし』は女の願望に過ぎない」の記事でもご紹介したように、日本人は男女ともに恋愛受け身体質で、能動的にアプローチできる層が多くありません。合気道の達人が試合で向かい合っているようで、互いに微動だにしないという状態が続き、一向に進展しないのです。
こちらの調査結果によると、男性は42%、女性は24%が能動的となりました。年収の低い男のほうが能動的な人の割合が若干高いですが、これは前述したモテ比率の違いと連動していると言えるでしょう。
では、実際に結婚した既婚男女と未婚男女を比べた場合、この能動意識の違いはあるのでしょうか?
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