衝撃!WHOがゲーム中毒を「精神疾患」と認定 ゲーム業界のロビー団体は反発
ゲーム中毒は、世界保健機関(WHO)によって精神疾患のひとつとして認識される見通しだ。6月18日、WHOが明らかにした。
WHOの国際疾病分類(ICD)は、認知され診断可能な疾患の参考書のバイブル的存在である。ICDによると、デジタルゲームおよびビデオゲームへの中毒性は「持続性または再発性のある行動パターン」とされており、「人生における他の利益よりも優先される」ほど広範に及ぶもの、と記している。
日常活動を完全に放棄して1日20時間もプレイ
WHOの精神疾患および薬物乱用の専門家であるシェカー・サクセナ氏は「世界における数多くの研究のうち最悪の事例は、睡眠、食事、仕事や学校、およびその他の日常活動を完全に放棄し、1日最長20時間プレイしているゲーマーについてのものだ」と述べる。
サクセナ氏は、デジタルゲームおよびビデオゲームをプレイする者の中でも大多数は病気にはならないこと、ほんの少数の人々だけが病気になることを強調したが、早期に前兆を認知することによって中毒になることを防げると述べた。
サクセナ氏は「多くのケースでは散発的、または一時的な行為であり心配はいらない」と言う。ただし、他のことをおろそかにしてゲームにハマる状態が1年ほど続く場合に限り、精神疾患の可能性があると付け加えた。