不動産投資「失敗しない立地」を見極めるコツ 都心3区以外でも投資すべき場所はある
「住んでみたい街ランキング」という番付も定期的に発表されています。このランキングに入ってくる街は、「住んだらおしゃれだろうな」とか「この街で暮らしたら楽しそうだな」というイメージが強いほど、上位にランクされることが多いのです。
であれば、大家である私たちは、住まい探しで検索されやすい、人気やあこがれの強い街にマンションを持てば良いと思いませんか? そうすれば賃貸需要も高く、入居も途切れにくいはずです。
ただ、先ほどの都心3区と同じように、人気やあこがれの強い街は購入希望者が多く、売りたいと考える人が少ないという傾向があります。良い物件に出合える確率は低くなります。
「あこがれの街」からドーナツの中心に
この問題についても、やはり視野を広げることが大切です。
どちらかというと女性の方に多いのですが、よく「自由が丘でなくちゃ嫌だ」などと場所に対する強いこだわりを見せる人がいらっしゃいます。街のイメージを重視するお考えはわかりますが、競争が激しいエリアに絞り過ぎると、肝心のマンションをなかなか購入できないという事態にもつながりかねません。
そこで私がお勧めするのは、雑誌の特集が組まれている街をドーナツの穴に見立てるという視点です。たとえば、自由が丘を例に挙げると、自由が丘駅だけに目を向けていると、良いマンションとの出合いは少なくなります。自由が丘の駅をドーナツの中心に考えて、その周辺の駅に目を向けていくのです。
自由が丘駅は、東急東横線と東急大井町線が交わる駅です。ドーナツの穴の部分を自由が丘駅に見立てれば、その周辺には都立大学駅、学芸大学駅、新丸子駅、武蔵小杉駅、九品仏駅、大岡山駅など、自由が丘よりは知名度が低くても、住みやすくて利便性が良い駅や街が見えてきます。ここで挙げた駅も人気の高いスポットになりますが、エリアを広げれば選択肢も広がってきます。
それと、女性に気に入ってもらえる可能性が高い街というのは、賃貸需要も高くなる傾向があるということもポイントです。ぜひ押さえておいてください。
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