福田次官「セクハラ断固否定」でも辞職の理由

「職責を果たすことが困難になる」と判断

福田次官は、辞表提出後、記者団との会見に応じ「報道が出たこと自体が不徳の致すところだ。報道後の現状に鑑みると、次官としての職責を果たすことが困難になると考えた」と辞任の理由を説明した(写真:Kyodo/via REUTERS)

[東京 18日 ロイター] - 麻生太郎財務相は18日、セクハラ疑惑が報じられた福田淳一事務次官の辞任を発表した。財務次官が不祥事によって任期途中で辞任するのは、1998年の旧大蔵省時代に起きた接待汚職事件以来、約20年ぶり。野党は麻生太郎財務相の監督責任を強く追及し、辞任を求めており、安倍晋三政権にとって打撃が一段と大きくなるリスクも出てきた。

財務次官の職務は矢野康治官房長が代行

麻生財務相は18日夕に緊急会見し、福田次官から辞表提出があったこと明らかにするとともに「(辞任を)認めた」と語った。正式な辞任は閣議の了解を経て週明けになるとみられ、財務次官の職務は矢野康治官房長が代行する。

福田次官は、辞表提出後、記者団との会見に応じ「報道が出たこと自体が不徳の致すところだ。報道後の現状に鑑みると、次官としての職責を果たすことが困難になると考えた」と辞任の理由を説明した。

ただ、「週刊誌に掲載された私に関する記事については、事実と異なるもの」と述べ、セクハラの疑惑に真っ向から反論。裁判で争う姿勢を示した。

福田次官は、週刊誌報道を巡り「録音された声が自分のものかどうか分からない」とする一方、「書かれているような、あんな発言をしたことはない」と言い切った。記者との会食については「(財務省記者クラブの)財政研究会は男性記者の方が多いので、男性記者を中心に会合を持っている」とも語った。

福田次官は財務省の聞き取り調査に対し、「女性が接客しているお店に行き、お店の女性と言葉遊びを楽しむようなことはある」と述べていた。

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