テスラ「モデルS週間生産2000台超え」の意味

昨年最終週の793台から大幅増

 4月2日、今週公表される見通しの米電気自動車(EV)メーカー、テスラの「モデル3」生産データが注目される中、同社の株価が2日の米株市場で5%急落した。写真はロンドン郊外のディーラー、2月撮影(2018年 ロイター/Hannah McKay)

[2日 ロイター] - 今週公表が予定される米電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA.O>の廉価モデル「モデル3」を巡る生産データが注目される中、同社の株価が2日の米株市場で5%急落した。

廉価モデル「モデル3」はテスラの長期的な収益性確保に極めて重要とみられており、生産台数のデータが注目されている。

同社の株価は13.65ドル(5.1%)安の252.48ドルで終了。一時は約1年ぶりの安値まで落ち込んだ。最近起きた衝突事故や資金調達を巡る懸念も影響したとみられている。

テスラは、モデル3の生産台数についてコメントを控えているが、自動車産業関連のブログが未確認のメモを引用して報じたところによると、「モデル3」の週間生産台数は2000台を超えたという。テスラは3月末時点での週間ベースの生産台数目標を2500台としており、この目標は未達となるが、昨年の最終週の793台からは大幅増。昨年第4・四半期全体の生産台数は2425台だった。

この報道を受けてテスラ株は下げ幅を縮小した。

一部のバイサイドのアナリストはブログの報道について、事実と判明した場合、そのようなペースが持続可能なのか疑問を呈し、収益性についても懸念を示している。

ヌビーン・アセット・マネジメントのシニアリサーチアナリスト、トニー・ボーズ氏は「複数の要因が組み合わさって株価に影響を与えている」と指摘。「モデル3」の生産台数に加え、ムーディーズ・インベスターズ・サービスがテスラの信用格付けを引き下げたことや「モデルX」の衝突事故、その後の同社のコメントなどを例に挙げた。

その上で「結局のところ、モデル3が鍵だ。利益が出るように生産できれば正しい方向への大きな一歩となるだろう」との見方を示した。

メインステイ・キャピタル・マネジメントのデビッド・クドラ最高経営責任者(CEO)は「本当に2000台なのか。2000台を達成するために先週追い込みをかけたのではないか」と疑問を投げ掛けた。「(テスラは)稼いでいないため、私は株をショートにしかしない。営業赤字は拡大しており、株価は数カ月にわたって過大評価されている」

*見出しを修正しました。

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