次期選挙で政権交代?民進「空回り」の舞台裏

文字どおりの絵に描いた餅…

「連合は5月のメーデーまでに、“新民主党”を結成してほしいと願っているようだ」

民進党関係者は、このように話す。この関係者は「いままさに連合は分裂の危機を感じている」と次のように解説してくれた。

「昨年の衆議院選では、旧社会党の流れをくむ総評系の自治労が立憲民主党を応援した。そのうえ来年の参議院選では、私鉄総連と日教組が立憲民主党からそれぞれ組織内候補を擁立することを決定している。一方で、旧民社党系で同盟系のゼンセン同盟は希望の党を支援した。政党がいまのように別れたままなら、連合内の労組も総評系と同盟系とに股裂き状態になりかねない」

…よって、“4月内の民進党への合流”という流れは、連合からの強い要望でもあるという見立てだ。しかし、そううまくいくだろうか。

世代交代の問題も

実はこの問題の根底には、世代交代の問題も絡んでいるとの見方もあり、それが事情を一層ややこしくしているというのだ。枝野氏が代表を務める立憲民主党との合流なら世代交代は進まないが、玉木氏が代表を務める希望の党と合流すれば、一気に世代交代がすすんでしまうだろう。それを嫌う民進党のベテラン議員は、希望の党よりも立憲民主党にシンパシーを感じているようだ。

民進党と希望の党が合流すれば、バラ色の将来が開けるといえるわけでもない。両党ともに支持率は1%前後だが、合流しても単純にこれらを足して得た数字になるわけではない。とりあえず民進党は4月1日に全国幹事会・自治体議員団等役員合同会議を開き、地方の意見を聞く。果たして新年度初日に、彼らは新たなスタートを切るきっかけを掴めるのだろうか。

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