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財務面から企業を分析、ヤフーが初の首位に

3位は昨年4位から1つ順位を上げた日本ペイントホールディングス(3717点)。アジア合弁会社の連結化で売上高は2015年3月期2605億円から2016年3月期は5357億円まで増加。その後、決算期変更を経て2017年12月期は6052億円とさらに成長している。

売り上げの急増などで、成長性は1000点の満点。収益性784点、安全性944点、規模989点とバランスよく得点した。化学業界では、18位花王(3525点)、19位信越化学工業(3521点)などを抑え、2年連続の業界トップとなった。

ただ、シンガポールの筆頭株主からの株主提案で急遽、3月28日開催の株主総会で社外取締役を5人受け入れる意向を示すなど、ドタバタ感も漂う。ESG面の開示は十分ではなく、サステナビリティ(持続可能性)の面では課題が多そうだ。

SUBARUは3連覇ならず

4位は昨年まで2年連続トップだったSUBARU。総合得点は3694点。成長性864点、収益性840点、安全性990点、規模1000点という内訳だ。

2017年3月期の売上高は3兆3259億円。昨年3兆2322億円から2.9%増。ただ、営業利益は前年(5655億円)から27.4%減の4108億円。減益などが響き、成長性は864点と昨年993点から大きくダウン。収益性も悪化し、首位陥落となった。

5位は昨年3位の村田製作所(3640点)。世界トップのセラミックコンデンサーが柱の同社は成長性819点、収益性821点、安全性1000点、規模1000点と成長性・収益性が低下し、順位も若干下げた。2017年3月期は売上高1兆1355億円、当期利益は1560億円で前年の最高益更新(2037億円)から23.4%減。自己資本比率も82.9%と高く財務基盤は厚い。ただ、2018年3月期は増収増益予想で復活の可能性も高い。

6位は昨年75位から急上昇したミクシィ(3629点)。成長性1000点、収益性1000点、安全性881点、規模748点と成長性、収益性が高得点。2013年10月に提供開始の「モンスターストライク」が収益の柱で2017年3月期は売上高営業利益率43.0%、ROE39.8%と収益力は高水準。ただ、今後は売上増加も踊り場を迎える見込み。次の一手が求められる。

7位はリクルートホールディングスの3623点。自己資本比率の高さなどで安全性は1000点、成長性も841点と高く10位入りとなった。8位は半導体製造装置世界4位の東京エレクトロンで3615点。売上高は2013年3月期の4972億円から2017年3月期は7997億円に増加するなど成長性は831点。2018年3月期は1000億円を超える見込みでさらに順位アップも期待できそうだ。

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