「中学受験」をする子供は決して不幸ではない 生き方を考えさせられるのが受験のメリット
しかし、近年では経済的な余裕がない家庭が増え、中学受験をする人は減少傾向にあります。また、公立中学でも安心して通わせられると感じる学校が増えたことと、少子化でそもそも子どもの数が少ない、ということも減少の理由に挙げられるでしょう。
「小学生のうちから塾通いなんてかわいそう!」「子どもは子どもらしく遊ばせるべき!」
という意見もよく耳にします。けれども、この漫画を読めばその考えは覆されることでしょう!
受験をさせたい母親と、サッカーをさせたい父親
作中のなかで、特になるほどなぁと感じたエピソードは、受験をさせたい母親と、サッカーをさせたい父親の話です。
「子どもがいまサッカーを6年間続けてきていいところだから、受験のために辞めさせたくない! プロになれる可能性もまだまだ秘めているし、高校受験の時強豪校を受験させればいい」という父親に対して、
塾長は「なぜ小6でのサッカーの中断はだめで、高校入試のために中3の伸び盛りで中断するのはOKなんですか?」と投げかけます。
確かにその通りである!
今の職場(中高一貫校)にいるからこそ、高校受験のために部活をやらなかったり、早めに引退してしまうのはもったいないなと、思うようになりました。私も習っていたピアノを、高校受験のためにやめてしまったことを少し後悔しています。
また、偏差値の高い学校に行くだけが受験ではありません!
その学校がもつ特色や授業体系、特殊な部活など、公立私立関係なく、自分の将来を見据えて、実際自分にはどんな学校が合っているのか知る上でも、小学生のうちから受験を考えるのは今後の人生を考えるいいキッカケになるのではないでしょうか?
将来の夢を純粋にもっていたあの頃に、可能性を伸ばしてあげられる、それが中学受験なのです。人生の選択はすでに始まっています!
(文:KOTONO)
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