日経平均は1071円安、下げ幅一時1600円超

NYダウの暴落でリスク回避の流れ強まる

 2月6日、東京株式市場で日経平均は1000円を超す大幅続落となった。米ダウが過去最大の下げとなり、リスク回避の流れが波及。アルゴリズム系プレーヤーなどから機械的な売りが出たとみられている。写真は東京証券取引所で撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 6日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は1000円を超す大幅続落となった。米ダウが過去最大の下げとなり、リスク回避の流れが波及。アルゴリズム系プレーヤーなどから機械的な売りが出たとみられている。下げ幅は一時1600円を超え、全面安商状となったが、大引けにかけては個人投資家の買いが入ったとの指摘もある。

日経平均の下げ幅は1071円となり歴代17位。英国のEU(欧州連合)離脱で急落した2016年6月24日(1286円安)以来の大幅安となった。

前日の米国株市場でダウ<.DJI>が1175ドル安と過去最大の下げ幅を記録。東京市場での取引時間中は米株価指数先物の下落も嫌気され、日経平均は一時1603円安まで下げ幅を拡大した。ザラ場ベースでは昨年10月13日以来、3カ月半ぶりの安値水準を付けた。

東証1部売買代金は5兆6483億円と、バーナンキ・ショックで株価が急落した2013年5月23日以来の大きさとなった。東証1部銘柄の98%が下落。33業種全てが下落した。

「水準感は度外視で、米株先物の動きに対する機械的な反応が見られた」(別の国内証券)とされ、アルゴリズム取引が相場の動きに拍車をかけたとみられている。日経平均ボラティリティ―指数<.JNIV>は一時35ポイント台まで急伸。取引時間中としては2016年6月以来の高水準を付けた。

もっとも大引けにかけては買いが入り、日中安値から500円以上戻して取引を終えた。松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏によると「長らく押し目がなかったこともあり、個人投資家は強力に買い越している」という。

日経平均の予想株価収益率(PER)は14倍前後に低下したとみられることから、割高感は解消したとして、来期の好業績を見込む向きの間では値ごろ感も意識されている。「ファンダメンタルズを考えれば悲観する状況ではない」(証券ジャパンの調査情報部長、大谷正之氏)との声も出ていた。

個別銘柄では、業績予想を上方修正した三菱自動車<7211.T>や10─12月期の営業利益が前年同期比43.4%増となった浜松ホトニクス<6965.T>が逆行高となった。

東証1部の騰落数は、値上がり35銘柄に対し、値下がりが2027銘柄、変わらずが3銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      21610.24 -1,071.84

寄り付き    22267.00

安値/高値   21078.71─22277.45

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1743.41 -80.33

寄り付き     1788.85

安値/高値    1707.07─1790.08

 

東証出来高(万株) 315571

東証売買代金(億円) 56483.08

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