NYダウ、終値で初の2万6000ドル突破 企業の好業績期待から幅広い業種が買われる
[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米国株式市場は上昇して取引を終えた。ダウ工業株30種平均の終値は、初めて2万6000ドル台を突破した。企業の好業績期待から、幅広い業種が買われた。
ダウ工業株30種平均は、取引時間中の最高値も更新した。
S&P総合500種の終値は最高値を記録。年初からは4.8%上昇し、マイナスとなったのは2営業日のみ。
ボーイング<BA.N>は4.7%高。同社は、自動車シート製造大手アディエント<ADNT.N>と合弁企業「アディエント・エアロスペース」を設立したと公表した。
IBM<IBM.N>は2.9%高。バークレイズのアナリストは、同社の投資判断を2段階引き上げて「オーバーウエート」とした。目標株価は59ドル引き上げ、192ドルとした。
ゴールドマン・サックス<GS.N>とバンク・オブ・アメリカ<BAC.N>がさえない決算を発表したことから、銀行株はプラス圏とマイナス圏を行き来した。S&P500銀行株指数<.SPXBK>は、一時下げていたが、その後持ち直し、0.6%高で終了した。
バンク・オブ・アメリカの第4・四半期決算は、純利益がほぼ半減した。米税制改革に絡み29億ドルの費用を計上したことが重しとなった。同行は0.2%安。
ゴールドマンは1.9%安。同社の四半期決算は、税関連費用の計上とトレーディング部門収入の大幅な落ち込みにより、6年ぶりの赤字となった。
フォード・モーター<F.N>は7.0%下落。通年利益が予想を下回ったほか、さえない業績見通しを発表したことが圧迫材料。
ゼネラル・エレクトリック(GE)<GE.N>は4.7%安。前日も110億ドル以上の費用計上を発表して、売られていた。
ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.85対1の比率で上回った。ナスダックでは1.83対1で値上がり銘柄数が多かった。
S&P総合500種構成銘柄をみると、86銘柄が52週高値を更新し、6銘柄が安値を更新。ナスダック総合構成銘柄では107銘柄が新高値をつけ、31銘柄が新安値を付けた。
米取引所の合算出来高は74億株。直近20営業日の平均は63億1000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 26115. +322. +1.2 25910. 26130. 25865. <.DJI>
65 79 5 78 45 02
前営業日終値 25792.
86
ナスダック総合 7298.2 +74.5 +1.0 7257.7 7309.3 7229.3 <.IXIC
8 9 3 7 6 2 >
前営業日終値 7223.6
9
S&P総合500種 2802.5 +26.1 +0.9 2784.9 2807.0 2778.3 <.SPX>
6 4 4 9 4 8
前営業日終値 2776.4
2
ダウ輸送株20種 11258. +31.1 +0.2 <.DJT>
47 6 8
ダウ公共株15種 687.67 +4.48 +0.6 <.DJU>
6
フィラデルフィア半導体 1364.2 +38.3 +2.8 <.SOX>
9 2 9
VIX指数 11.91 +0.25 +2.1 <.VIX>
4
S&P一般消費財 834.00 +3.58 +0.4 <.SPLR
3 CD>
S&P素材394.53 +1.93 +0.4 <.SPLR
9 CM>
S&P工業673.68 +3.06 +0.4 <.SPLR
6 CI>
S&P主要消費財 593.86 +6.84 +1.1 <.SPLR
7 CS>
S&P金融487.94 +4.04 +0.8 <.SPSY
4 >
S&P不動産 195.28 +1.33 +0.6 <.SPLR
9 CR>
S&Pエネルギー 569.78 +4.82 +0.8 <.SPNY
5 >
S&Pヘルスケア 1018.9 +9.93 +0.9 <.SPXH
6 8 C>
S&P電気通信サービス 160.19 +0.40 +0.2 <.SPLR
5 CL>
S&P情報技術 1176.4 +18.3 +1.5 <.SPLR
2 0 8 CT>
S&P公益事業 256.22 +1.64 +0.6 <.SPLR
4 CU>
NYSE出来高 9.13億株 <.AD.N
>
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 24090 + 大阪比 <0#NK:
270 >
シカゴ日経先物3月限 円建て 24060 + 大阪比 <0#NIY
240 :>
(ロイターデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります)
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