全国版!故障やミスが多い鉄道会社はどこだ

JR、私鉄、地下鉄から三セクまで徹底比較

結果は多い順に1位銚子電気鉄道、2位福井鉄道、3位大井川鐵道、4位小湊鐵道、5位阿武隈急行となった。いずれも中小規模のローカル鉄道事業者である。

これらの鉄道事業者は営業距離が比較的短く、運行本数も少ないため、輸送障害が1件増えるだけで順位がぐんと上昇してしまう。ただし、1位の銚子電鉄、2位の福井鉄道、3位の大井川鐵道の2015年度順位はそれぞれ、1位、4位、6位と、2年連続で列車走行キロ比輸送障害発生件数ランキングの上位に位置する鉄道事業者も存在する。

利用者減による経営難も故障の一因に

千葉県東部の銚子市を走る銚子電鉄の車両。老朽化が目立つ。地方の中小鉄道事業者は経営が厳しく、車両やインフラへの投資が十分にできない状況にあり、輸送障害の一因にもなっている(写真:Mika Sugisaki/PIXTA)

銚子電鉄の2016年度の輸送障害は3件。同社の安全報告書によれば、列車の起動ができなくなった、ブレーキが緩まなくなったといった車両故障が2件、変電所の設備故障が1件。いずれもインフラ設備の故障だ。地方の中小鉄道事業者が営む路線はどこも利用者減で経営が厳しい。車両やインフラを新造する資金もままならず、古い設備を使わざるをえない。その結果が輸送障害として現れているのだとしたら、問題は深刻だ。

件数では1~6位を占めたJR各社は、列車走行キロ比では27位JR北海道(在来線)、65位JR東日本(在来線)、70位JR北海道(新幹線)、72位JR九州(在来線)、73位JR西日本(在来線)、74位JR東海(在来線)、98位JR東日本(新幹線)、107位JR九州(新幹線)、110位JR東海(新幹線)、JR西日本(新幹線)という結果になった。JR北海道が地方の中小鉄道事業者並みに輸送障害を起こしており、しかも設備が最新であるはずの北海道新幹線でも輸送障害のレベルがほかのエリアの新幹線を上回るという事実に愕然とさせられる。

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