ドコモ参戦、新型iPhoneの皮算用 3社で料金横並び、独自サービスに活路?
今回、事前予約が低価格モデルのiPhone5cに限定されたため、例年にない静かな滑り出しとなったが、どうやら今回も販売動向を心配する必要はなさそうだ。
料金プランほぼ横並び、独自サービス競う戦いに
携帯3社がともにiPhoneの販売に乗り出したことで、今後の競争環境は大きく変化する。各社は発売直前の19日夜まで、学割、キャシュバックなどの割引キャンペーンを打ち出したものの、基本となる料金プランはほぼ横並び状態だ。
今後、仮に飛びぬけたキャンペーンを打ち出す会社が現れれば年末にかけて価格競争に突入する可能性もあるが、現状では各社とも過度な消耗戦を避ける構え。今後はネットワーク品質や各種コンテンツ、ユーザーサポートを含めた独自サービスの戦いに移行していきそうだ。
当然ながら、新参ドコモに対するライバルの気合いは十分だ。
KDDIは発売前にもかかわらず、ネットワークの説明会を開催。「LTEのメイン帯域として設備投資を重ねてきた800メガヘルツの周波数帯に新型iPhoneが対応すれば(実際に対応した)、LTEにおけるネットワーク競争は決着がつく」と早々に勝利宣言した。