TPP、11カ国が米国抜き協議で大筋合意 茂木経済再生相「凍結項目リストまとめた」

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 11月9日、茂木再生相はTPP協議で大筋合意したと表明した。写真はベトナムのダナンで同日撮影(2017年 ロイター/Kham)

[ダナン(ベトナム) 9日 ロイター] - 茂木敏充経済再生担当相は9日、環太平洋連携協定(TPP)参加11カ国が、離脱した米国抜きの協議で大筋合意したと表明した。

参加11カ国(TPP11)はベトナム中部ダナンで開催中のアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせて、前日に続いて閣僚会合を開いた。

茂木再生相は会合後、記者団に対し「(11カ国が)大筋合意した」とした上で、現在の協定のうち実施を見送る、凍結扱いの項目リストをとりまとめたと明らかにした。

メキシコのグアハルド経済相も、協議で合意に達したと述べた。オーストラリアのチオボー貿易相は協議について「大変よかった」と語った。

一方、カナダのシャンパーニュ国際貿易相はツイッターで「報道にかかわらず、TPPで大筋合意はしていない」とした。カナダは11カ国の中で経済規模が日本に続き2番目に大きいが、これまでに合意を急がない考えを示している。カナダのある当局者は、この日の議論を巡り各国の閣僚らが異なる解釈をした可能性があると指摘した。

11カ国首脳は翌10日、閣僚の提案を討議する予定。

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