アップル時価総額が初の9000億ドル台に突入 米国株は最高値更新
[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米国株式市場は主要3株価指数が終値ベースの過去最高値を更新して取引を終了。アップル<AAPL.O>の時価総額が初の9000億ドル超えとなったほか、ビデオゲーム会社のテイクツー・インタラクティブ・ソフトウエア<TTWO.O>が買われた。
テイクツーは10.58%高。第3・四半期の売上高見通しが市場予想を上回った。
同社と競合する企業も上昇。アクティビジョン・ブリザード<ATVI.O>が5.89%高、エレクトロニック・アーツ(EA)<EA.O>が2.19%高となった。
新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)X(テン)」への期待の高まりを背景にアップルが0.82%高。時価総額は9050億ドルと過去最高となった。
一方、市場全体では前週公表された米税制改革法案の行方に対する懸念が根強い。同法案には法人税引き下げが盛り込まれる一方、優遇税制措置の廃止も含まれており、反対する声が出ると予想されている。
ある市場関係者は「税制改革法案を通過させるのは複雑で厄介な問題」としたうえで、「最終的な法案を採決に持ち込むまでには駆け引きがあるだろう」と述べた。
S&Pセクター別では11業種中6業種が上昇。S&P主要消費財株指数<.SPLRCS>が1.08%高と上昇をけん引した。
S&P情報技術株指数<.SPLRCT>は0.5%高。クアルコム<QCOM.O>が2.17%高だった。
写真・動画共有アプリのスナップチャットを運営する米スナップ<SNAP.N>は14.62%安。7日に発表した第3・四半期決算は、日間アクティブユーザー数(DAU)が市場予想を下回った。中国のインターネット大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)<0700.HK>によるスナップ株取得も発表した。
騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回り、比率は1.03対1だった。一方、ナスダックでは1.05対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は約70億株で、直近20営業日の平均である65億株を上回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種23563.36 +6.13 +0.03 23542.60 23575.00 23510.56 <.DJI>
前営業日終値 23557.23
ナスダック総合 6789.12 +21.34 +0.32 6764.85 6791.65 6753.34 <.IXIC>
前営業日終値 6767.78
S&P総合500種2594.38 +3.74 +0.14 2588.71 2595.47 2585.02 <.SPX>
前営業日終値 2590.64
ダウ輸送株20種 9630.77 -41.02 -0.42 <.DJT>
ダウ公共株15種 759.59 +0.67 +0.09 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1321.13 +4.58 +0.35 <.SOX>
VIX指数 9.78 -0.11 -1.11 <.VIX>
S&P一般消費財 731.24 +0.42 +0.06 <.SPLRCD>
S&P素材 367.72 +0.07 +0.02 <.SPLRCM>
S&P工業 607.98 -1.17 -0.19 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 553.37 +5.89 +1.08 <.SPLRCS>
S&P金融 434.95 -2.63 -0.60 <.SPSY>
S&P不動産 208.52 +1.54 +0.74 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 516.35 -2.06 -0.40 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 945.21 +2.11 +0.22 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 143.40 +0.66 +0.46 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1118.20 +5.46 +0.49 <.SPLRCT>
S&P公益事業 282.10 -0.09 -0.03 <.SPLRCU>
NYSE出来高 8.81億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 22960 + 20 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 22945 + 5 大阪比 <0#NIY:>
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