米国で異変、民主党が勢いを回復しつつある 州議会選で民主党が巻き返し

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民主党は、大量のボランティアを動員して有権者3000万人にコンタクトしようと計画している。2016年の州議会議員選挙で接触した数の倍の数字だ。

「ワシントンの政治が行き詰っているため、トランプ大統領からの防護壁として州議会に注目する人が増えている」と、民主党議会選委員会のジェシカ・ポスト氏は話す。

だが、多くの経験値の低い民主党候補者は、来年の選挙で投票率を高め、歴戦の現職議員を破らなければならない。

有権者に届け

「もし民主党の勢いが最大になり、投票日が荒れれば、われわれの圧倒的多数は崩れて、単なる多数になるかも知れない。だがそれでも、われわれは多数派だ」と、共和党関連組織GOPACのデービッド・アベラ氏は言う。

民主党は2017年、フロリダ、オクラホマ、ニューハンプシャー、ニューヨークの各州議会補欠選挙で、共和党が保持していた議席を奪った。一方の共和党は、ルイジアナ州議会補選で候補者が無投票で当選を果たした。

2016年の選挙でトランプ氏が65%の得票率で勝利したオクラホマ州では、同氏が取った選挙区3つで、民主党候補者が議席を奪った。各候補者は選挙戦で、学校が週4日制に追い込まれるほどの財政危機など、ローカルな問題を積極的に取り上げた。

勝利した民主党候補者は、「ナンシー・ペロシ(民主党下院院内総務)やヒラリー・クリントンやバラク・オバマにくっついていない、リアルな市民であることを訴えることができた」と、オクラホマ州民主党議長のアンナ・ラングソーン氏は言う。

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