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「スマートウォッチ」は革命もたらすか 課題多く企業は二の足

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サムスンはアップルに先んじて市場参入

しかし、問題はそうしたハードルを克服できたとしても、こうした機器がそれほど有用なのかということだ。

現時点で、身に着けることが可能な機器の最も魅力的な点は、ユーザーの体や周囲の環境からデータを集め、スマホやタブレット型端末に中継するという従属的な役割だ。スマホはこうした情報を利用するためにインターネットのゲートウエーとしての役割を果たしている。

ケンブリッジ・コンサルタンツのスマートシステム部門テクニカルリーダー、ロブ・ミルナー氏は「スマートウォッチがスマホに取って代わることはなく、データを送る続ける役割にとどまるだろう」と指摘する。

アップルのクックCEOは腕時計型端末を「面白い」と表現したことがあるほか、同社は日本で「iWatch」の商標登録を申請した。複数のアップルの特許は、腕に着ける機器の可能性を示唆している。

グーグルは眼鏡型端末「グーグルグラス」を開発。ジェネレーション・リサーチのシーヒー氏によると、この他参入の可能性があるのはマイクロソフトやヤフーという。

同氏はギャラクシー・ギアについて、「サムスンは主要ライバル、つまりアップルに先んじようとしている」と指摘。「将来が約束されていない分野で大きなリスクは取りたくないだろうし、ほんの少し市場に参入しておくといったところだろう」と述べた。

(Jeremy Wagstaff記者 執筆協力 Miyoung Kim in SEOUL;翻訳 川上健一;編集 佐々木美和)

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