東京で車いすの不便さをトコトン考えてみる 恵比寿の街で健常者が実際に試してみた
でもそこはロボットじゃなくて犬。触られたり、声をかけられたりすると集中が途切れてしまうようなんです。なので、
・犬に声をかけない
・犬に触らない
・犬と目を合わさない
なんだそうです。
補助犬がかわいそうに見える
盲導犬ユーザーの須貝さんがこんなことをおっしゃっていました。
須貝さん:よく「補助犬ってかわいそう」というイメージがあるのですが、とても残念ですね。24時間働かされていると思われがちですが、こうやってトークをしているときの補助犬は、「あ。今は僕の仕事じゃないんだな」と大人しく寝ているんですね。家に帰って「ハーネス」を外せば彼らはとても楽しく生活しているんです。かけがえのない家族なんですよ。
「伝える人になろう講座」中、須貝さんのパートナー犬「クロスくん」は、爆睡して夢を見てピクピクしてたり(笑)。トーク中はほぼ睡眠していて凄くおとなしい。本当にこれは驚きです。
補助犬と暮らしたことで
盲導犬ユーザーの森山さんがこんなことをおっしゃっていました。
森山さん:ドーサ(森山さんのパートナー犬)と暮らすようになっていろんなことが変わってきたんです。補助犬といるとなんだかほかの人より目立つんですね(笑)。最近はコンサートによく行くのですが、ドーサを連れていると「あっ! この間も会ったよね」とか、「前回のコンサートで見ましたよ」って知らない人から声をかけてもらって、そこでつながりができているんです。とてもうれしいことです。
森山さんはドーサと暮らし始めてすぐ海外に留学をしたそうです。まだまだ信頼関係ができる前にいきなり留学生活はとても不安だったそうなのですが、思い切ってドーサと生活したことで独自のコミュニケーションができるようになり、今では「気持ちがわかりすぎる」というほどつながりが強くなったそうです。
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