中国のシェア自転車、問題多発で急ブレーキ 武漢などで新規導入禁止

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 9月5日、国営の新華社によれば、中国中部の武漢市は、安全上の懸念から今後のシェア自転車の導入を禁止。中国交通運輸省によると、上海、杭州、広州、福州、鄭州、南京の6都市も、新たなシェア自転車の導入を停止したという。写真は武漢市のシェア自転車。6月撮影(2017年 ロイター)

[上海 5日 ロイター] - 中国中部の武漢市は、安全上の懸念から今後のシェア自転車の導入を禁止した。国営の新華社が4日夜に報じた。中国交通運輸省によると、上海、杭州、広州、福州、鄭州、南京の6都市も、新たなシェア自転車の導入を停止したという。

シェア自転車は携帯電話にダウンロードしたアプリを通じて全国で推定1600万台の利用が可能で、中国の主要都市で普及が進んでいる。

決められた場所以外での乗り捨てが問題に

しかし、規制が不十分なことから決められた場所以外での乗り捨てなどが発生し、問題となっている。

武漢市では共享単車(ofo)や摩拝単車(モバイク)といったシェア自転車の運営会社が昨年末にサービスを開始して以降、急速に事業を拡大。都市部でシェア自転車の数が70万台に迫り、同市が受け入れ可能な40万台程度を大幅に上回っている。

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