予知能力者は「幸せになれない」? 残酷すぎる宿命に『フリーレン』南の勇者が示したまったく新しい答え

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捜索のためのエスパー・超能力図鑑の挿絵
(画像:創作のためのエスパー・超能力図鑑より)
漫画でもアニメでもドラマでも映画でも、「エスパー能力・超能力」が登場する作品は非常に多いです。人智を超えた力を振るう能力者たちが登場する作品は非常に面白く受け入れられる場合が多いわけですが、しかし一方でそれらの能力者を登場させるのには、現代ならではの「大変さ」があるのだと言います。今回は、「創作のためのエスパー・超能力図鑑」を上梓したテレビ朝日ドラマ『ちょっとだけエスパー』エスパー監修の西岡さんから、「未来予知能力」を描く大変さについてお話を伺いました。

もし明日何が起きるかがわかったら、あなたはどう生きるでしょうか。当然ながら、夢のような話に聞こえます。株で大儲けできます。事故を回避できます。大切な人を守れます。そう思うのが普通でしょう。しかし、フィクションの世界を広く見渡してみると、未来予知という能力を持つキャラクターは、驚くほど高い確率で「悲劇的な存在」として描かれています。単なる偶然ではありません。この能力には、万能感の裏に隠れた深い本質的矛盾があるのです。

現代フィクションに溢れる「予知能力者」たち

未来予知という能力は、エスパー系の特殊能力のなかでも特に多くの作品に登場する定番中の定番です。

スティーブン・スピルバーグ監督の映画『マイノリティ・リポート』(2002年)では、「プリコグ」と呼ばれる3人の予知能力者が未来の殺人事件を事前に察知し、「犯罪予防局」が犯人を逮捕するという近未来の設定が描かれます。

犯罪件数ゼロという理想的な社会が実現しているという設定です。また、少年漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場するプロヒーロー・サー・ナイトアイの個性「予知(フォーサイト)」は、触れた相手の未来を最大1時間先まで映像として見ることができる能力です。かなり多くの作品に未来予知能力を持った人物が登場し、物語を面白くしてくれます。

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