金融庁が仕掛ける、FX市場の“大転換"

店頭取引の急縮が起こる?

取引所取引に需要が集まる可能性も

今回の税制要望の中にあるように「総合取引所に係るデリバティブ取引」に損益通算が早期に実現すると、税制上のレベル・プレイング・フィールドは壊れて、取引所取引のほうが優位となり、それを契機にFX取引のオーダーフローが店頭取引から取引所取引へとシフトする逆流現象も起きかねない。

近年、店頭市場では、業者による手数料、スプレッドのダンピング競争が激化している。いわば、そのような業者による消耗戦が繰り広げられている店頭市場において、取引量が減少することになれば、店頭市場に軸足を置く業者は経営発想の転換を迫られることにもなるだろう。

(撮影:尾形 文繁)

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