それでは、実際に運用した場合をシミュレーションしてみよう。アクティブコースであれば、マネックス・セゾン・バンガード投資顧問の「MSV内外ETF資産配分ファンド(Hコース)」に連動する。MSV内外ETF資産配分ファンド(Hコース)は、2016年6月10日に設定され、1年後の2017年6月9日の基準値を確認すると1万1029円となる。つまり、1年で1029円の値上がりとなるため、年利10.29%ということだ。
たとえば、1500ポイントを同じ期間で運用した場合、1年で1654.35ポイントとなり、154ポイント増加する。1ポイント=5円で計算すると770円分のポイントが増えたことになる。運用されているポイントは、1ポイント単位で永久不滅ポイントに戻すことができる。
なお、この永久不滅ポイントの運用サービスは「投資の疑似体験」と説明されており、新たに証券会社に口座を開設する必要はなく、運用にかかる手数料もない。さらに、引き出しても税金は不要だ。
したがって、今まで投資をした経験がない人が、どんなリスクがあり、どのくらいの値上がり、値下がりがあるのか等を把握するうえでは面白いサービスといえよう。
ポイントが自動でETFに積み立てられる
加えて、2017年7月に誕生したのがインヴァスト証券の「マネーハッチ」だ。新たにクレジットカード「インヴァストカード」が発行され、クレジットカードの決済時に1%のポイントが貯まる。貯まったポイントは自動的にETF(上場投資信託)が買い付けられ自動売買により積立投資を運用していくという仕組みだ。
なお、永久不滅ポイントの場合は「投資の疑似体験」だったが、マネーハッチの場合は実際にETFの購入となるため「投資」に当たる。
マネーハッチの口座開設後、投資スタイルを選択することができる。選択肢は3つで、「リスク重視」「バランス重視」「リターン重視」の3タイプだ。さらにそれぞれのタイプ別に複数のコースが用意されており、開始当初では全8コース(条件によっては選択できないコースもある)。なお、口座開設当初は「バランス重視」の、世界株の8割に投資するコースが選択されている(2017年8月2日現在)。
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