デンマーク外務省によるコーディネートで、デザイナー、技術系企業、医療介護施設、自治体、消費者などさまざまな企業団体との連携によるプロジェクトです。
単なる商品単体ではなく、介護施設全体のコンセプトモデルを共同開発しようという、気宇壮大な試みがスタートしたのです。
船場で起業してよかったか
最後に少し聞きにくい質問ですが、「世界をターゲットにした企業になられましたが、大阪で起業したことはプラスでしたか」と尋ねてみました。
佐田社長は次のように答えました。
「たいへんにプラスでした。東京に比べてベンチャー企業が少なく、行政や各種団体の支援も受けやすかったです。また、人的ネットワークも構築しやすく、この点でも大いに助かりました」
大阪の片隅から、行政、各種団体の支援を受け、ニューヨーク、デンマークといったインテリア先進地域に進出することができたのです。
そして世界の中でも洗練されたデザイン性が、I&Cのロボティクス家具に加われば、その設備を導入した介護施設や病院も、従来ありがちな暗い雰囲気を払拭できるはずです。I&Cの「人に寄り添う」家具が、施設入居者や病人の気持ちを少しでも明るくするよう、今後の展開に期待したいと思います。
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