5分経って、ふたを開けてみる。そのまま皿をかぶせ、ひっくり返す。油も引かず、いきなり冷凍ギョーザを並べるだけでちゃんと焼けるのか心配だったが、本当に5分ほどできれいな羽根つきギョーザが焼けた。
どうやら味の素冷凍ギョーザは皮自体に「羽根の素」となるものが入っており、焼くことによってそれが溶け出し、焼き上がるとパリッとした仕上がりになるらしい。ギョーザのタレもしょうゆ、酢、ラー油はもちろん、ショウガやからし、柚子こしょう、黒酢、マヨネーズ、七味ほかいろいろと用意されており、どれも試してみたくなった。
ギョーザは味も申し分なかった。実は冷凍ギョーザを家で焼いたことがなかったのだが、これからは常備しておこうと本気で思った。
なぜ幻の両国駅ホームでギョーザ?
今回の企画について、ギョーザステーションの企画担当者の方に電話でいくつか質問させていただいた。
――ニュースで2時間待ちと聞いてびっくりしました。
「予想以上の反響でこちらも驚いております」
――なぜ、ギョーザのイベントが両国駅での開催となったのでしょうか?
「両国は日本の国技である相撲の聖地。その場所で、日本の国民食とも言える『ギョーザ』を楽しんでいただけたら……という思いに、JRさんに賛同いただき、両国駅での開催となりました」
――スターターキットが450円と、すごく安いですね。
「今回のイベントは、油・水なしで誰が焼いてもきれいに焼け、パリッとジューシーな『ギョーザ』を1人でも多くの方に体感いただくことをいちばんの目的にしています。実際に焼いてみて気に入っていただけたら、お近くのスーパーなどで手に取っていただけたらうれしいです」
――もう少し席数を増やせば行列が緩和されるのでは?
「消防法の関係で、コンロが最大で20台と使用制限が決まっております。したがってテーブルが20卓、座席数が80席となっております」
――今後の開催はあるのでしょうか?
「今回の両国駅(東京)を皮切りに、秋にかけて全国主要都市で『ギョーザ』を体感できるイベントを実施予定です。具体的には、大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌を予定しています」
どのような場所で、どのような規模で行われるのかは未定とのことであったが、また機会があったらぜひとも参加したいものである。
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