すかいらーくは、なぜ株主優待を3倍にしたか 個人投資家を喜ばせながら、大株主は売却?

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【6月9日(金)】午前5時半、日経225先物(9月限)は、80円高の2万0010円、NYダウは、8ドル高の2万1182ドル。13時45分、「英総選挙、与党保守党過半数割れ確実に」と英メディア報道。優待目的保有株の石光商事(2750)が、23円高の460円を付け、年初来高値を更新した。5月11日、今期好業績予想をきっかけに、80円ストップ高の441円を付けた後、390円まで下がる場面があったが、ここへ来て再び高値を更新してきてうれしい。日経平均は、104円高の2万0013円と4日ぶり2万円台回復。

【6月10日(土)】午前5時半、日経225先物は、50円安の1万9900円。NYダウは、89ドル高の2万1271ドル。1ドル110.34円、1ユーロ123.50円。

【6月12日(月)】東芝(6502)が、28.3円高の329.1円と動意づいている。米ウェスタンデジタルが、日米連合の買収提案を少なくとも2兆円に増額する意向と報じられたから。しかし3月期末の本決算が出ても、監査法人の承認は受けられず、有価証券報告書も作成できない状況だ。東芝は日経225採用銘柄で、株主数29万7108人、従業員数、連結15万3492人、単体3万2353人と巨大で、上場廃止にするには影響が大きく、東証はこのまま上場させるのかどうか頭を痛めているのではないか? 日経平均は104円安の1万9908円と前営業日(9日)の104円高を消す展開。

筆頭株主が売却意向で、すかいらーくはどうなる?

【6月13日(火)】午前5時半、日経225先物は、40円安の1万9820円、NYダウは、36ドル安の2万1235ドル。9時8分、東芝は、14.9円高の344.0円を付け年初来高値を更新したが、終値は、2.9円安の326.2円。2月17日に付けた年初来安値178円からすると、2倍近い値上がりだ。日経平均は、9円安の1万9898円。

【6月14日(水)】午前5時半、日経225先物は、30円高の1万9920円、NYダウは、92ドル高の2万1328ドルと最高値を更新してきた。日経平均は、一時2万円を回復したが、下げに転じ15円安の1万9883円と小幅3日続落。

【6月15日(木)】午前5時半、日経225先物は、40円安の1万9840円。NYダウは、46ドル高の2万1374ドル。米FRB(連邦準備制度理事会)は、政策金利0.25%利上げを発表した。3カ月ぶり今年2回目の利上げとなった。雇用の堅調な推移に加え、物価も中長期的に上昇する可能性が高いと判断した。

しかし、米長期金利は低下し、為替相場は、1ドル109.56円と円高に推移したため、利ザヤ縮小、運用難懸念で金融株が売られた。日経平均は、51円安の1万9831円と4日続落。23時15分、すかいらーく(3197)から開示情報で、「当社普通株式の海外での一部売却における売却価格等の決定に関するお知らせ」があった。筆頭株主の米投資会社べインキャピタルが、本日の終値1719円の5.18%ディスカウントした1630円で2550万株売却するということだった。

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