全国大手私鉄「朝ラッシュ」最速運転ベスト20 特別料金不要列車の優等列車はどこなのか
まずは第20位、関東勢から京王電鉄京王線の特急、京王八王子─新宿間(37.9キロメートル)。所要時間は41分、表定速度55.5キロ。「特急」の名に恥じないスピードだといえよう。第18位は関西からで、河内長野─難波間(27.3キロメートル)を所要時間29分・表定速度56.5キロで結ぶ南海電鉄高野線の急行。第18位は関東の相模鉄道本線(海老名─横浜・24.6キロメートル)の特急で、所要時間26分・表定速度56.8キロだ。
そして第17位は東武スカイツリーライン(東武動物公園─浅草・41キロメートル)の区間快速で、所要時間41分、表定速度は57.2キロ。これは始発の東武動物公園を出ると途中、春日部、北千住、とうきょうスカイツリーの3駅しか停まらないこともありさすがに速かった……のだが、惜しくも4月21日に行われたダイヤ改正で消滅してしまった。
このため、東武スカイツリーラインの区間快速を除外すると、20~18位までの3路線がそれぞれ1位ずつ繰り上がり、新たに20位にランクインするのは南海本線(泉佐野―難波・34キロメートル)の区間急行。同区間を37分・表定速度55.1キロで結ぶ列車だ。
首都圏2位でも全国では…?
第16位は京成電鉄の成田スカイアクセス線(北総線)・押上線系統(印旛日本医大─押上・39.2キロメートル)の特急。所要時間41分・表定速度57.3キロで駆け抜ける。実はこの列車、以前公開した首都圏大手私鉄のランキングでは2位に入っているが、今回は16位。全国の壁は厚いのだ。
15位には九州地区より西日本鉄道の天神大牟田線がランクインした。大牟田─西鉄福岡(天神)間の74.8キロメートルを所要時間78分、表定速度57.5キロで走る急行だ。第14位は南海本線の急行。泉佐野─難波間の34キロメートルを所要時間35分、表定速度58.3キロで結ぶ。この線ではおしゃれな空港特急「ラピート」が有名だが、対象時間帯の列車は最速で所要時間33分なので、料金不要の急行でも2分しか差がないのだ。
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