「ミニシアター」はもう過去の古い文化なのか

トレインスポッティング続編と映画界の20年

4月8日から公開されている、現在公開中の『T2 トレインスポッティング』は、およそ20年前、ミニシアターブームの象徴的な作品『トレインスポッティング』の続編となる (写真:配給会社提供)

1990年代、映画界はミニシアターブームの真っただ中にあった。ミニシアターと呼ばれる劇場が個性的な作品を上映し、新しいポップカルチャーの風をつかもうと、若者達がこぞって劇場に足を向けた。当時は「その映画館で上映されているから作品を観に来た」という、劇場の固定客となる映画ファンも多かった。

前作はミニシアターブームを牽引

そんなミニシアターブームを牽引した作品のひとつが、1996年の大ヒット作『トレインスポッティング』だ。スコットランドに暮らすジャンキーたちの明るく悲惨な青春模様を斬新な感覚で描きだし、1990年代ポップカルチャーの金字塔として、いまなおファンの間で語り継がれている。

この4月から、21年の時を経てその続編が公開されている。そのタイトルは、『T2 トレインスポッティング』。ダニー・ボイル監督、そしてユアン・マクレガーらオリジナルキャストが集結した続編『T2 トレインスポッティング』が4月8日から公開されている。劇中では、いつまでも大人になれない4人のダメ男たちの人生が、およそ20年という歳月を経て再び交錯している。

次ページおよそ20年で映画の環境は激変した
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 本当に強い大学
  • 西村直人の乗り物見聞録
  • 日本野球の今そこにある危機
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
中国を知り尽くす異能の外交<br>官 垂秀夫 新中国大使

中国に幅広い人脈を持ち、アグレッシブな仕事ぶりで知られてきた垂秀夫・在中国大使。世界情勢が激動する中で国力差が開く日中関係をどう舵取りするのでしょうか。中国が最も恐れる男が日中関係のリアリズムを語ります。

東洋経済education×ICT