日経平均は反落、7月月足は陰線に 為替の円高、重要指標発表前に様子見気分強い

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29業種、東証1部の8割で下落

業種別に見ると、東証33業種中、値上がりは4業種のみで、上昇率トップは非鉄金属の1.55%。以下、石油・石炭製品、その他金融、情報・通信と続いた。値下がりは29業種で、騰落率ワーストは電気・ガスで3.74%の下落。以下、空運、その他製品、海運、保険、医薬品、輸送用機器、食料品、倉庫、不動産までが2%台の下落となった。東証1部の値上がり銘柄数は270(全体の15.4%)、値下がりは1414(同80.6%)、69銘柄が変わらずだった。

個別にみると、四半期決算が好調だったKDDI、オリックス、ニフコ、三菱製鋼などが値上がり。一方、タブレット製造のワコムが急落。値がさ株ではファーストリテイリングや京セラ、アステラス製薬、デンソーなどの下落が全体相場を押し下げた。

明日の相場展開については引き続き、海外の重要経済指標と為替動向、そして発表が続く企業決算が注目ポイントとなる。

三上 直行 東洋経済 記者

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みかみ なおゆき / Naoyuki Mikami

1989年東洋経済新報社入社。これまで電機などを担当。現在は、冠婚葬祭業界を担当。

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