シトロエン「キモカワ系」小型車の意外な魅力

「C4カクタス」、実は優れたアスリートだ

シトロエンの小型クロスオーバーモデル、C4カクタスに試乗した。スペックは凡庸そのもの。しかしこの新種のキモカワ系、じつは優れたアスリートだった!?

シトロエン GSを彷彿させる魅力

当記事は「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)の提供記事です

「結核病みの美少女に恋したようなものだ」シトロエン GSに魅入られたひとのことを、その昔、ある高名な自動車評論家がそう表現した。

風立ちぬ。いまは春。今日から私はこころの旅人。♪じゃんじゃかじゃん。

というのは作詞・松本隆、作曲・大滝詠一の名曲「風立ちぬ」ですが(蛇足ながら、ホントは秋です)、フランスの自動車メーカー、シトロエンが満を持して1970年に放ったGSは、当時のハイテクを惜しむことなく投入したミド・レインジ用小型車の傑作である。「ハイドロニューマチック」と呼ばれる油圧サスペンション、インボードの4輪ディスクなど、ハードウェアは当時のシトロエン流、つまり前衛の極みだった。

デザインもまたしかりで、空力に基づいたエクステリアと、デジタル・メーターに代表される未来的なインテリアは、デザインおたくのこころを鷲づかみにするだけでなく、居住空間も十分確保されていて実用的でもあった。

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