中央線快速の車窓に映る「あの山」の名前は? 通勤電車でも「百名山」の眺望を堪能できる
東京周辺の鉄道路線の中には、住宅街の向こうに名峰、名山の眺望が広がる路線が意外にたくさんある。その代表格が中央線だ。たとえば国立駅。このホームからは日本百名山に数えられる山が3つ、条件がよければたぶん4つ見える。国立駅に限らず、普段何気なく車窓から見ている山が、実は「百名山」で知られるあの山だったり、名前をよく聞くあの名峰だったり、ということがきっとあるかもしれない。
ホームでおばさんたちが写メする駅
朝の国立駅ホームの立川寄り。晴れた日には電車が来る立川方面にスマホを向けて“写メ”を撮る人を何人も見かける。ホームの端でカメラを構えるとなれば、それは鉄道ファンと相場が決まっているはずだった。鉄道ファンといえばほぼ男性。だがここでは若い女性やおばちゃんのほうが多い。彼女らがスマホを向ける先に、富士山が見えた。
朝、太陽の光を順光でたっぷり浴びた富士山の姿は美しい。日没前後の夕暮れ時、シルエットで浮かぶ富士山の姿は、何ともいえず神々しい。眺めていると、今日1日の煩わしかったこともすべて吹き飛ぶ。
中央線通勤電車の車窓から見える主な山を列挙すると以下のとおりとなる。国立駅ホームの場合、これらの山がすべて見える。
中央線通勤電車から見える山
右車窓
・富士山(3776m) ★日本百名山
・丹沢山(1567m) ★日本百名山
・蛭ヶ岳(1673m) 神奈川県最高峰
・大山(1252m) 日本三百名山
左車窓
・雲取山(2017m) ★日本百名山 東京都最高峰
・大洞山(飛竜山)(2077m) 山梨百名山
・三頭山(1531m) 山梨百名山
・大岳山(1266m) 日本二百名山
車窓からは見えずに国立駅ホームから
・大菩薩嶺(2057m) ★日本百名山
*右車窓とは、東京方面に向かって右側、左車窓はその反対側
中央線といえば、高尾から先、松本方面へと山岳地帯を走り、途中南アルプスや八ヶ岳が車窓いっぱいに広がることで知られるが、高尾の手前、オレンジラインの中央線快速(通勤電車)が頻繁に走る区間でも、名峰秀峰が次々と見える。
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