タカタのスポンサー、最有力は米KSS社に

中国「寧波均勝電子」傘下の部品メーカー

 2月4日、タカタから再建計画の策定を委ねられている外部専門家委員会が、スポンサー最有力候補として中国の寧波均勝電子傘下の米自動車部品メーカー、キー・セイフティー・システムズ(KSS)を選定した。写真はタカタのロゴ、2015年11月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

[東京/デトロイト 4日 ロイター] - エアバッグの大量リコール(回収・無償修理)問題を抱えるタカタ<7312.T>から再建計画の策定を委ねられている外部専門家委員会が、スポンサー最有力候補として中国の寧波均勝電子<600699.SS>傘下の米自動車部品メーカー、キー・セイフティー・システムズ(KSS)を選定した。

複数の関係筋がロイターに明らかにした。

関係筋によれば、外部専門家委員会が大口債権者である自動車メーカーに対し、KSSがスポンサーとして適切との意向を伝えた。KSSの提案は法的整理が支援の前提となっており、自動車メーカー各社も法的整理を求めている。ただ、タカタの経営陣は法的整理ではなく、裁判所が関与しない私的整理での再建を強く主張しており、タカタ経営陣の判断が注目される。

スウェーデンのエアバッグ最大手、オートリブ<ALV.N>もスポンサー候補として最後まで残っていたが、世界市場での寡占が強まる懸念があるため、まずはKSSに優先交渉権を与えたもようだ。

タカタ製エアバッグのリコール問題をめぐっては、関連する事故で米国など海外では死亡者が16人、負傷者が150人超に上っている。リコール費用は1兆円規模に膨らむ恐れがあり、その大半を肩代わりしている自動車メーカーが再建計画に強い影響力を持つ。メーカーによってはリコールに伴う交換部品も供給が間に合っていない。

KSSは昨年、寧波均勝電子の傘下に入り、エアバッグ分野では世界トップ3を追う中堅メーカー。寧波均勝電子は2004年に設立、11年に独部品メーカーを買収するなど事業規模を拡大させている。

(白木真紀、Paul Lienert 編集:伊賀大記)

人気記事
トピックボードAD
  • スナックが呼んでいる
  • ほしいのは「つかれない家族」
  • 若者のための経済学
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
携帯料金は4割下がる?<br>「高い」の根拠を徹底検証

菅官房長官の「4割下げられる」発言の数値的根拠は正当か? やり玉に挙がるキャリア3社の携帯通信料金の解明に担当記者が挑む。結論は「高いとはいえないが、キャリアは儲けすぎ」。取られすぎと感じる人必読の渾身リポート。